顕彰Awards

名誉会員は、日本ゴム協会に対して顕著な貢献をした個人であり、会員からの候補者推薦、名誉会員推薦委員会の審議、理事会の推薦決定ののち、社員総会の承認を得た者に贈られます。
また、日本ゴム協会は、日本ゴム協会賞、ゴム技術進歩賞、優秀論文賞、ゴム技術功績賞、オーエンスレーガー賞、科学技術奨励賞、CERI若手奨励賞、ブリヂストンソフトマテリアルフロンティア賞の各賞を設け、会員の優れた業績を表彰しています(各賞の表彰(PDF))。また、年次大会研究発表会とエラストマー討論会では、若手優秀発表賞・英語優秀発表賞・ポスター優秀発表賞やCERI最優秀発表論文賞の表彰も行っております。

名誉会員

概要

日本ゴム協会に対して顕著な貢献をした個人に贈られる。

選考

会員からの候補者推薦、名誉会員推薦委員会の審議、理事会の推薦決定ののち、社員総会の承認を得て推戴される。

日本ゴム協会賞

概要

本会創立60周年を記念して、ゴムならびにその周辺領域における科学、技術又はその産業分野の発展に寄与し、その功績著名な会員に対し、毎年2件以内を授与する。

選考

毎年11月30日までに会員、各支部、関連学協会代表者から推薦いただき、委員会において選考する。

直近のご受賞者
馬渕貴裕 氏(住友ゴム工業㈱) 富崎由佳理 氏(住友ゴム工業㈱) 安田理恵 氏(住友ゴム工業㈱)

第37回 受賞者
馬渕 貴裕 氏(住友ゴム工業㈱)、富崎 由佳理 氏(住友ゴム工業㈱)、安田 理恵 氏(住友ゴム工業㈱)
「アクティブトレッド技術開発」

ゴム技術進歩賞

概要

本会創立15周年を記念して、ゴム技術の進歩発展に寄与するため設定されたもので、原則として毎年1件ゴム技術に関する研究課題について優秀な成績を示したものに対し授与する。加藤産商㈱様(2025年までは村岡ゴム工業㈱様)の寄付金によって運営されている。

選考

毎年、協会誌9月号会告に研究課題を発表し、応募締切を翌年1月末日として2月中旬、試験審査を行う。

直近のご受賞者
逸見祐介 氏(三ツ星ベルト㈱)

第80回 受賞者
逸見 祐介 氏(三ツ星ベルト㈱)
研究課題:抗張積最大かつ熱老化試験後の抗張積保持率が最大のリサイクルゴム粉をブレンドした硫黄加硫天然ゴム

優秀論文賞

概要

本会創立25周年を記念して、ゴム科学および技術の発展と協会誌の充実を図るために設定されたもので、原則として毎年、協会誌に過去3年間に発表された研究論文のうちから優秀と認められたもの2件以内を選び授与する。大内新興化学工業㈱様の寄付金によって運営されている。

選考

受賞候補者は、委員会において選考する

直近のご受賞者
岡本 浩二 氏 藤 道治 氏 中嶋 健 氏

第72回 受賞者
岡本 浩二 氏、藤 道治 氏、中嶋 健 氏
「NBRの素練りがカーボンブラックの分散に及ぼす影響」

直近のご受賞者
澤田 諭 氏 近藤 寛朗 氏 中西 洋平 氏 竹中 幹人 氏 柴田 基樹 氏 藤波 想 氏 宮﨑 司 氏

第72回 受賞者
澤田 諭 氏、近藤 寛朗 氏、中西 洋平 氏、竹中 幹人 氏、柴田 基樹 氏、藤波 想 氏、宮﨑 司 氏
「時分割XAFSを用いた異なる加硫系のゴムにおける加硫時の亜鉛化合物の生成挙動に関する研究」

ゴム技術功績賞

概要

本会創立35周年を記念して、本会会員の中からゴムおよびプラスチック工業に関連する生産技術の向上に顕著な功績のあったものに対し、2020年度よりゴム技術功績賞に変更して毎年2件以内を授与する。

選考

受賞候補者は、毎年11月30日までに会員の中から推薦されたものについて委員会において選考する。

直近のご受賞者

第63回 受賞者
大内 康平 氏

オーエンスレーガー賞

概要

1957年米国ゴム工業の権威者・故オーエンスレーガー氏を記念するため、ご遺族が日本ゴム協会を通じて日本化学会に寄附した基金によって日本化学会および本会の合同の賞として設立された。ゴムに関連する学術および工業に貢献する貴重な研究、又は顕著な業績のあったものに対し、隔年1件以内を授与する。1997年度から日本ゴム協会単独の賞となった。横浜ゴム㈱様の寄付金によって運営されている。

選考

受賞候補者は、授与される前年の11月30日までに会員、 各支部、関連学協会代表者から推薦いただき、委員会において選考する。

直近のご受賞者
岡本 正巳 氏

第34回 受賞者
岡本 正巳 氏
「天然ゴムラテックスナノ粒子を応用した生体コンポジットに関する研究」

日本ゴム協会科学技術奨励賞

概要

本会創立50周年を記念して、ゴムおよびプラスチックに関連する科学および技術の進歩発展に寄与する研究または調査を行っている本会会員を中心とした研究調査集団または会員個人に対し、隔年で100万円を上限として日本ゴム協会科学技術奨励金の贈呈を行ってきた。2007年に従来の科学技術奨励金を見直し、2008年から科学技術奨励賞として毎年1件以内を授与することを決定した。

選考

受賞候補者は毎年11月30日までに推薦または申請されたものについて委員会において選考する。

直近のご受賞者
三輪 洋平 氏(岐阜大学)

第17回 受賞者
三輪 洋平 氏(岐阜大学)
「二酸化炭素によって物性・機能の制御可能なエラストマー材料の開発」

CERI若手奨励賞

概要

2007年に財団法人化学物質評価研究機構から若手を対象とする奨励制度の申し出があり、ゴムおよびプラスチックの評価・加工等の科学技術の進歩に寄与する若手研究者(会員)に毎年1件以内を授与することとした。一般財団法人化学物質評価研究機構様の寄付金によって運営されている。

選考

受賞候補者は毎年11月30日までに推薦または申請されたものについて委員会において選考する。

直近のご受賞者
木田 拓充 氏(滋賀県立大学)

第18回 受賞者
木田 拓充 氏(滋賀県立大学)
「Rheo-Raman分光法を用いたゴム・エラストマー材料の力学挙動解析」

ブリヂストンソフトマテリアルフロンティア賞

概要

本会創立80周年にあたり、株式会社ブリヂストンから若手研究者の奨励を目的とする懸賞制度の申し出があり、ゴム技術・ゴム産業の発展を期し、ゴム研究者の拡大と育成を図ることを目的として、ゴムおよび将来ゴム技術・ゴム産業に貢献しうる関連分野での先端的研究を奨励し、若手研究者(会員に限定しない)にフロンティア賞は毎年1件以内、奨励賞は毎年2件以内を授与することとした。㈱ブリヂストン様の寄付金によって運営されている。

選考

受賞候補者は毎年11月30日までに推薦または申請されたものについて委員会において選考する。

直近のご受賞者
中川慎太郎 氏(東京大学)

第16回 フロンティア賞 受賞者
中川慎太郎 氏(東京大学)
「未踏の力学物性を示す高均一ゴムの創製」

橋本 慧 氏(岐阜大学)

第16回 奨励賞 受賞者
橋本 慧 氏(岐阜大学)
「伸長誘起結晶化を利用した高分子網目・イオン液体複合材料の強靭化」

CERI最優秀発表論文賞・若手優秀発表賞・英語優秀発表賞・ポスター優秀発表賞

概要

毎年開催する年次大会研究発表会、およびエラストマー討論会における研究発表において、審査員による審査の結果、優秀な成績を収めた研究発表者に贈呈する賞。CERI最優秀発表論文賞について、一般財団法人化学物質評価研究機構様の寄付金によって運営されている。

選考

審査員による審査。

直近のご受賞者

第35回CERI最優秀発表論文賞 D-14 ゴムの定常亀裂進展の線形粘弾性モデルとその厳密解
作道 直幸(東京大学)、長滝谷 北斗、小林 舜典、垂水 竜一(大阪大学)

若手優秀発表賞 A-1  ナノレオロジー原子間力顕微鏡による粘弾性接触理論の検証
長谷川 花音、伊藤 万喜子、梁 暁斌、中嶋 健(東京科学大学)

B-1 硫黄とジハロゲン基をもつモノマーからなる硫黄含有ポリマーの合成とその物性評価
神岡 龍之介(大阪大学大学院)、小林 裕一郎(大阪大学大学院、ICS-OTRI、JSTさきがけ)、山口 浩靖(大阪大学大学院、ICS-OTRI、阪大FRC)

C-4  片面固定した柔軟材料のDispersion Methodによる力学物性評価
平林 渉、赤坂 修一、浅井 茂雄(東京科学大学)

D-1  エピクロロヒドリンゴムと過酸化物架橋フッ素ゴムとの接着機構に関する考察2
宮地 皓佑、尾崎 太郎(㈱大阪ソーダ)

英語優秀発表賞 c-11  Natural Rubber Prepared by the Fast Rubber Sheet-Forming Method
LAM BA NGUYEN、Seiichi KAWAHARA、Masaki YAMANO(Nagaoka University of Technology)

ポスター優秀発表賞 P-3 単体硫黄とエピハロヒドリンを原料とした硫黄含有ポリマーの超迅速合成
戸田 健太(大阪大学大学院)、小林 裕一郎(大阪大学大学院、ICS-OTRI、JSTさきがけ、阪大FRC)、山口 浩靖(大阪大学大学院、ICS-OTRI、阪大FRC)

P-13 生体適合性高分子ポリ(2-メトキシエチルアクリレート)を用いた相互侵入網目ゲルの非線形な伸長特性
鏡味 湧哉、竹岡 敬和(名古屋大学大学院)

P-24 クマリンの架橋反応によるフェノール高分子の刺激応答性付与
角田 貴洋、北村 拓真、山岸 忠明(金沢大学大学院)

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