トピックテーマ

トピックテーマ:「カーボンニュートラル」

「温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする」という日本政府の宣言(2020年10月)に基づき、2021年6月には「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が策定されました。このグリーン成長戦略では、産業政策・エネルギー政策の両面から成長が期待される14の重要分野について実行計画が定められ、ゴムは分野11「カーボンリサイクル・マテリアル産業」の「③カーボンリサイクル化学品」の中の「イ)廃プラスチック・廃ゴムやCO2 直接合成等のプラスチック原料」で現状と課題および今後の取り組みが示されました。本トピックセッションでは、グリーン成長戦略に記された、焼却により生成するH、CO、CO2を原料とする機能性化学品やバイオマス・廃ゴム由来の化学品等に関する製造技術を2030年までに確立すること、および、耐熱性や耐衝撃性、軽量化といった機能性の更なる向上により、同価格で現行よりも高い付加価値を有する製品を製造することをはじめとするあらゆるカーボンニュートラルに向けた取り組みについて広い分野からのご発表を期待しております。多数のご聴講、ご討論をお願いいたします。


トピックセッション:「世界のゴム技術の潮流」(PDF)

自動車産業が一気に電動車化に向かっており、それに応じてタイヤ、ゴム製品に必要な物性規格も変わっていきます。またエラストマーに関する新技術が求められており、一方、脱炭素、カーボンニュートラルへの対応、SDGsに対応したゴム、リサイクルできる材料、サステナブルな材料が世界のゴムの潮流になりつつあります。今後、従来とは異なる視点でタイヤ、ゴム製品を作られることが予想されます。世界各地域のゴム関係者から、ゴム材料に関連する研究開発動向、サステナブルな材料、ゴム練り、ゴム加工機械の開発動向、その他いろいろな視点で、世界のゴムの潮流について講演していただきます。


ゴム理論入門コース:「入門コース7-今さら聞けないカーボンニュートラル-」

本年度も「入門コース-いまさら聞けないゴムの理論-」セッションテーマといたしまして、開催いたします。ゴム材料を扱う技術者・研究者のみならず、初心者・初級者も「カーボンニュートラル」について一緒に考え学べる場として設定いたしました。多数の皆さまのご聴講をお待ちしております。