主催: | 一般社団法人 日本ゴム協会 東海支部 |
協賛: | 高分子学会,日本化学会 日本分析化学会、日本接着学会 プラスチック成形加工学会 |
機能性ソフトマテリアルの開発と研究動向
ゴム・エラストマーなど高分子材料を中心としたソフトマテリアルは,身近なところで幅広く使われており,私たちの生活に不可欠です。機能化ソフトマテリアルの開発は,科学技術の更なる発展に重要であるだけでなく,持続可能な社会に向けた取り組みとして様々な分野への貢献が期待できます。
本セミナーでは,『機能性ソフトマテリアルの機能化技術と研究動向』をテーマに,第一線でご活躍の講師の方々を迎えて,機能性ソフトマテリアルの基盤技術から最先端の研究・開発に加え,今後の展望などについてご紹介いただきます。
日 時 | 2025年1月28日(火)午前10時00分 午後4時25分 |
会 場 | WEB講演会としてオンライン開催(Zoomを利用) |
定 員 | 70名(定員になり次第締切ります) |
受 講 料 |
会員・賛助会員・協賛団体会員10,000円(オンライン開催のため,本年度のみの特別受講料)
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申込方法 | 受講ご希望の方は、申込フォームよりお申し込みください。 |
送金方法 | 銀行振込(三菱UFJ銀行 今池支店(普)No.1135102(一社)日本ゴム協会 東海支部宛)で開催日までにお振込み願います。 |
申 込 先 |
一般社団法人日本ゴム協会東海支部 |
時 間 |
題 目 |
講 師 |
10:00 |
開会のあいさつ 日本ゴム協会 東海支部 支部長 |
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10:05 |
「多環状高分子の合成とゴム材料としての応用」 |
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大環状構造を有する高分子は、その特異な構造と特性から多くの学術的関心を集めているが、合成の困難さにより、実用的な材料としての応用は発展途上の段階にある。簡便かつ短工程で多環状高分子を合成する手法と、その材料応用の可能性について紹介する。 |
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北海道大学 大学院工学研究院
准教授 磯野 拓也 氏 |
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11:00 |
「マルチネットワーク技術による新しいエラストマーの開発」 |
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これまでのゴム・エラストマーのマルチネットワーク(多重架橋)技術を概観するとともに、我々が開発した水素結合、共有結合、面架橋の3種類の架橋を使用したマルチネットワークエラストマーについて紹介する。 |
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株式会社ENEOSマテリアル 先端素材開発部/タイヤ材料開発部
主幹研究員 知野 圭介 氏 |
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11:45 |
昼休憩 |
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13:00 |
「まだまだ飛躍する高強度ダブルネットワークゲル」 |
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ダブルネットワークゲルは、脆い第1網目と高伸長性の第2網目とを複合させた超高強度ゲルである。初報から20年が経過した今でも、本ゲルを基にした新たなサイエンスの種は尽きない。本発表では近年の発見の中から、本ゲルの高強度化原理、高強度化要件、そして成長する材料への展開などについて報告する。 |
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北海道大学 大学院先端生命科学研究院
准教授 中島 祐 氏 |
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13:55 |
「高機能性エチレン系熱可塑性エラストマー」 |
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新素材であるエチレン/スチレン/ブタジエン三元共重合体(ESB)は、精密に構造設計されることにより、破壊特性、自己修復性、解重合といった点において優れた性能を示す。本講演では、一連の技術開発に関して、ポリマーの分子設計が材料特性に与える影響を中心にまとめて解説する。 |
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株式会社ブリヂストンGXイノベーション技術開発管掌
フェロー 会田 昭二郎 氏 |
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15:05 |
「ソフトマテリアルの不均一/多軸変形特性の精密解析」 |
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ソフトマテリアルの力学特性は単純な引張や圧縮変形で調べられることが多い。本講演では、多軸変形やき裂周辺などの不均一変形下のソフトマテリアルの力学挙動、およびそのような複雑な変形に誘起された種々の物性の変化を解析する取り組みを紹介する。 |
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京都大学 大学院工学研究科
教授 浦山 健治 氏 |
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16:20 |
閉会のあいさつ 日本ゴム協会 東海支部 副支部長 |