第295回ゴム技術シンポジウム
ゴム練り研究分科会

素材に注目した合目的な練りと評価技術―2

今年のゴム技術シンポジウムも、製品性能を作り込むための合目的な練り方法を継続テーマといたし おります。昨年好評でした原料ポリマーから見た練りの最適化に続きまして、その他の配合剤での練り及び添加効果につきまして講演いたします。また、今回は、ゴム業界におきまして注目されているサーキュラーエコノミーやDX,AI を用いたシミュレーション技術の応用を取り上げました。 さらに、各日の講演後に講師の先生を囲みまして、名刺交換・懇談会を設定いたしまして、お仕事上の悩みや疑問点を解決いただける場にしたいと思っております。ゴム練りの改善、向上に取り組まれている第一線の現場技術者はもとより、ゴム練りに関心のある全ての方のご参加をお待ちしております。

主 催: 一般社団法人日本ゴム協会研究部会 ゴム練り研究分科会
協 賛: 高分子学会、日本化学会、日本合成樹脂技術協会、日本材料学会、プラスチック成形加工学会 (順不同)
日時

2024年10月29日(火) 10:30〜16:50
/ 10月30日(水) 10:00〜16:55

会場

対面(東部ビル 5 階会議室)とオンライン(ZOOM ウェビナー)によるハイブリッド開催
※状況によりオンラインのみとなる可能性がございます。

受講料

日本ゴム協会会員・協賛団体会員33,000 円
日本ゴム協会学生会員 無料
シニア制度対象会員16,500 円(60 歳以上の正会員)
会員外44,000 円
※受講者が日本ゴム協会の正会員でない場合でも、ご所属が法人としてゴム協会員(賛助会員) の場合は1 口2 名様まで会員扱いの受講料で受付けます。
※受講料に消費税・テキスト代を含みます。

定員

対面:30名(先着)/オンライン:100名(定員に達し次第締め切ります)

申込要領

こちらからお申し込みください。

※受講票の発行はいたしませんが、折り返し受講受付の連絡をいたします。
10 月22 日(火)以降に参加用のURL をお知らせいたします。

テキスト

電子媒体にて配付いたします(開催前に閲覧用PW をお知らせいたします)。テキスト配付に 相当いたします閲覧用PW 通知後のキャンセルはお受けいたしかねますので、あらかじめご了 承ください。

送金方法

銀行振込(三井住友銀行 日比谷支店 普通7100847 一般社団法人日本ゴム協会)。 振込み手数料は受講者側でご負担ください。一度ご入金された受講料は返金いたしかねますの であらかじめご了承ください。

お問合せ

一般社団法人日本ゴム協会 ゴム技術シンポジウム係
(〒107‐0051 東京都港区元赤坂1-5-26 東部ビル1階
TEL:03-3401-2957 / E-mail:kenkyuubukai@srij.or.jp)

【10 月29 日(火)】

時 間 演 題講 師
10:30
-
10:35
開会のあいさつ
ゴム練り研究分科会主査 隠塚 裕之
10:35
-
12:00
【座長】鬼怒川ゴム工業 一重 有史
「シリカ充填ゴムの加工における化学反応とシリカ分散」
横浜ゴム 三原 諭 氏
シリカ充填ゴムの加工は、シリカとシランカップリング剤の反応など化学反応を伴う。
様々な理論や分析ツールを活?してシリカ充填ゴムの加工時の反応やシリカの 分散メカニズムについて考察した事例を紹介する。
13:00
-
13:50
【座長】亜細亜商工 尾崎 航平
「カーボンブラック配合ゴムの練りと基本物性」
東海カーボン 埜藤 健二 氏
カーボンブラック配合ゴムの練り条件と基本的な物性の関係についてご紹介します。
前回の天然ゴムに続き、今回は合成ゴムを中心とした紹介を予定しております。
14:00
-
14:30
「熱分解型化学発泡剤の種類と使いこなし」
永和化成工業 春日 充 氏
発泡体を製造する上で広く活用されている熱分解型化学発泡剤の種類や特性を含めた基礎的な内容から、各発泡剤が与える加硫への影響を説明。また、混練時のコツや不具合の事例や対策について講演を行う。
14:40
-
15:10
「ゴムの加工助剤としてのサブ(ファクチス)について」
天満サブ化工 伯耆 晶子 氏
サブ(ファクチス)は油脂を架橋剤で反応させて得られる弾性体であり、軟質ゴム配合の 加工性および製品特性に添加効果が認められる。サブの添加効果について改めて紹介する。
15:20
-
15:50
「セルロースナノファイバーの特徴とゴム材料への応用」
(国研)産業技術総合研究所 長谷 朝博 氏
セルロースナノファイバーの特徴について概説した後、天然ゴムとセルロースナノファイバーの 複合化手法やスポンジゴム等への応用例を紹介する。
16:00
-
16:30

質疑応答

16:30
-
16:50

講師を囲んでの名刺交換・懇談会

【10 月30 日(水)】

10:00
-
10:50
【座長】鈴鹿エンヂニヤリング 矢田龍生
「ゴム練り状態評価方法について」
鬼怒川ゴム工業 黒沢 雅和 氏
ゴム練り工程はゴム製品の特性、意匠性、成形加工性に大きな影響を与える。本講演では 動的粘弾性特性によるゴム練り状態評価方法の検討について論じる。また、リサイクル可能な 熱可塑性エラストマーの練り状態の評価に関しても考察する。
11:00
-
11:50
「加硫促進助剤がカーボンブラック充填ゴムの構造と物性へ与える影響」
(一財)化学物質評価研究機構 渡部 健人 氏
カーボンブラック(CB)充填ゴムの構造と物性は添加する多種多様な配合剤により影響を受ける。本研究では、過酸化物架橋系において加硫促進助剤である酸化亜鉛とステアリン酸がCB 充填ゴムの構造及び物性へ与える影響を調査した。
13:00
-
13:50
【座長】入間川ゴム 竹島 綾子
「イオン導電性ポリマーブレンド及びそれを利用した半導電性部材の製造方法」
興国インテック 高原 和洋 氏
複写機や複合機に使用されるローラーやベルトには半導電性をもつゴム材料が使用されているが、その導電性の耐環境性を向上させるための技術について紹介する。
14:00
-
14:50
「成形加工に貢献するAI 技術のゴム混練りへの応用の展望」
(国研)産業技術総合研究所 室賀 駿 氏
データ社会の到来に併せてものづくりにまつわるデータとの向き合い方が変わりつつある。 本講演では材料分野における多様なデータ解析やAI の事例と考え方を紹介する。
15:00
-
15:50
「豊田合成のカーボンニュートラル(CN)サーキュラーエコノミー(CE)に向けた取り組み」
豊田合成 未定
豐田合成の会社紹介に続き環境政策の紹介。カーボンニュートラル/サーキュラーエコノミーの目標、 それに向けての具体的な取組みを紹介。特にゴムの脱硫再生技術について詳しく解説する。
16:00
-
16:30

質疑応答

16:30
-
16:35

閉会のあいさつ

ゴム練り研究分科会副主査 岡本 浩二
16:35
-
16:55

講師を囲んでの名刺交換・懇談会

※プログラムは一部変更になる場合がございます。

こちらからお申し込みください。