主催: | 一般社団法人 日本ゴム協会 東海支部 |
協賛: | 高分子学会,日本化学会 日本分析化学会、日本接着学会 プラスチック成形加工学会 |
ソフトマテリアルの機能化技術と研究動向
ゴム・エラストマーなど高分子材料を中心としたソフトマテリアルは,私たちの身近なところに幅広く使われており,生活になくてはならない存在です。その機能化は,科学技術の発展において重要な役割を果たすものであり,持続可能な社会の発展においても必要不可欠といえます。本セミナーでは,『ソフトマテリアルの機能化技術と研究動向』をテーマに,第一線でご活躍の講師の方々を迎えて,ソフトマテリアルの革新の歴史と現状,その基盤技術から最前線の研究・開発,さらには今後の展望などについてご紹介いただきます。
日時 | 2024年 1月24日(水) 午前10時00分 午後4時25分 |
会場 | WEB講演会としてオンライン開催(Zoomを利用) |
定員 | 70名(定員になり次第締切ります) |
受講料 | 会員・賛助会員・協賛団体会員10,000円(オンライン開催のため,本年度のみの特別受講料)
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申込方法 | 受講ご希望の方は、申込フォームよりお申し込みください。 |
送金方法 | 銀行振込(三菱UFJ銀行 今池支店(普) No. 1135102(一社)日本ゴム協会 東海支部宛)で開催日までにお振込み願います。 |
申込先 | 一般社団法人日本ゴム協会東海支部 |
時 間 |
題 目 |
講 師 |
10:00 |
開会のあいさつ 日本ゴム協会 東海支部 支部長 |
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10:05 |
「タンパク質フリー天然ゴムの調製と熱劣化におけるタンパク質の影響」 |
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尿素,界面活性剤および極性有機溶媒を用いた天然ゴムラテックスの処理によるタンパク質フリー天然ゴムの調製と,タンパク質の有無による天然ゴムの熱劣化挙動の違いを紹介する。 |
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東京工業高等専門学校 物質工学科
准教授 山本 祥正氏 |
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11:00 |
「ゴムマトリックス複合材料における,ナノファイバーの解繊・分散および ゴムマトリックスとの相互作用についての考察」 |
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CNT,CNF などのナノファイバーを充てんしたゴムマトリックス複合材料は,高性能,高機能の発現が期待されるため活発に研究されている。ナノファイバーの解繊・分散,マトリックスとの界面相互作用の制御,観察について,弾性混練法で作製したナノコンポジットについて概説する。 |
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信州大学 先鋭領域融合研究群 先鋭材料研究所
特任教授 野口 徹氏 |
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12:15 |
昼休憩 |
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13:15 |
「ナノセルロースの特徴とソフトマテリアルの補強に関わる要素」 |
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環境調和型の材料に関心が集まる中で改めて注目されているナノセルロースについて,ソフトマテリアルの補強材としての観点から,ナノセルロースの特徴と,その評価方法,また,補強性に影響を与える要素等について紹介する。 |
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産業技術総合研究所 材料・化学領域 機能化学研究部門
熊谷 明夫氏 |
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14:10 |
「粒子充てんによる複合材料の補強をミクロに見ると・・・」 |
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複合材料に外力を付加すると,マトリックスから界面を通して,充てんした粒子に応力が伝達される。この様子をミクロに見ることで補強性を論じた。さまざまな高分子 充てん材系に適用した結果を紹介する。 |
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神戸大学 大学院工学研究科 応用化学専攻
教授 西野 孝氏 |
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15:35 |
「サーキュラーエコノミーを推進する高分子」 |
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最近,従来の大量生産,大量消費型のリニアエコノミーから,モノを長く使い,廃棄を資源に循環するサーキュラーエコノミーへの転換が重要となっている。本講演では,最近のサーキュラーエコノミーに向けた研究開発の取り組みを紹介する。 |
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東京大学大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻
教授 伊藤 耕三氏 |
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16:20 |
閉会のあいさつ 日本ゴム協会 東海支部 副支部長 |