素材に注目した合目的な練りと評価技術
今年のゴム技術シンポジウムは、製品性能を作り込むための合目的な練り方法を継続テーマといたしました。要望の多かった、各種原料ポリマーから見た練りの最適化、及び、その評価技術について講演いたします。また、今回は、ゴム練りにおきましても注目されているシミュレーション技術を駆使した練りや製品性能への応用を取り上げました。各日の講演後に講師の先生を囲みまして、名刺交換・懇談会を設定いたしまして、お仕事上の悩みや疑問点を解決いただける場にしたいと思っております。ゴム練りの改善、向上に取り組まれている第一線の現場技術者はもとより、ゴム練りに関心のある全ての方のご参加をお待ちしております。
主 催: | 一般社団法人日本ゴム協会研究部会 ゴム練り研究分科会 |
協 賛: | 高分子学会、日本化学会、日本合成樹脂技術協会、日本材料学会、プラスチック成形加工学会(順不同) |
日時 | 2023年10月24日(火)9:55〜17:00 2023年10月25日(水)9:40〜16:30 |
会場 | 対面(東部ビル5FL)とオンライン(ZOOMウェビナー)によるハイブリッド開催 ※新型コロナの感染状況によりオンラインのみとなる可能性がございます。 |
受講料 | 日本ゴム協会会員・協賛団体会員33,000円 ※受講者が日本ゴム協会の正会員でない場合でも、ご所属が法人としてゴム協会員(賛助会員)の場合は1口2名様まで会員扱いの受講料で受付けます。 ※受講料に消費税を含みます。 |
定員 | 対面30名(先着)、オンライン100名(定員に達し次第締め切ります) |
申込要領 |
※受講票の発行はいたしませんが、折り返し受講受付の連絡をいたします。 10月17日(火)以降に当日のご参加用URLを事務局よりお知らせいたします。 |
テキスト | 電子媒体にて配付いたします(開催前に閲覧用PWをお知らせいたします)。テキスト配付に相当いたします閲覧用PW通知後のキャンセルはお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください。 |
送金方法 | 銀行振込(三井住友銀行 日比谷支店 普通7100847 一般社団法人日本ゴム協会)。 |
お問い合せ | 一般社団法人日本ゴム協会 ゴム技術シンポジウム係 |
時 間 | 演 題(一部仮演題) 講 師・座 長 |
10月24日(火) | |
9:55 - 10:00 |
開会のあいさつ
ゴム練り研究分科会主査 隠塚 裕之
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【座長】亜細亜商工梶@尾ア 航平 | |
10:00 - 11:00 |
「NBR、H-NBRの練りと成型加工性」
ARLANXEO Singapore Pte. Ltd.(アランセオ) 福峯 義雄 氏
NBRと、その耐熱性を改良したHNBRは優れた機械的特性と耐油性から、多岐の用途で使用されています。本講演では、NBRとHNBRの特徴と練りを含めた成形加工性を講演します。
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11:10 - 12:10 |
「三井化学の新規合成ゴム」
三井化学梶@樋口 和輝 氏
EPDMは耐侯性や耐熱老化性に優れ、自動車部品や建材部品など幅広い用途に使用されている。三井化学では、独自のメタロセン触媒技術により新規エチレン系エラストマーを開発しており、当日はそれらの特長や用途などについて紹介する。
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【座長】住友理工梶@土屋 太嗣 | |
13:10 - 14:10 |
「エピクロルヒドリンゴムとアクリルゴムの混練について」
椛蜊繝\ーダ 尾崎 太郎 氏
エピクロルヒドリンゴム(エピクロマー™)とアクリルゴム(ラクレスター™)を例にエピクロルヒドリンゴムとアクリルゴムの混練について概説する。
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14:20 - 15:20 |
「FKMの練り」
ケマーズ梶@吉浦 彩子 氏
FKMの概要、配合剤、混練時のポイントや注意点、練りに関するトラブルシューティングを紹介する。
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15:30 - 16:30 |
「クロロプレンの混練り技術」
デンカ梶@碇 怜 氏
CR(クロロプレンゴム)は世界初の合成ゴムとして広く活用されている。ハロゲン原子を含有するゴムとして、難燃性が必要とされる用途、耐熱、耐油性が必要とされる用途などに使用される。今回、CRの混練り時の工夫などにつき発表する。
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16:30 - 17:00 |
講師を囲んでの懇談会
当日の講師の皆様
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10月25日(水) | |
【座長】鬼怒川ゴム工業梶@一重 有文 | |
9:40 - 10:40 |
「ゴム練りから成型加工評価までカバーしたレオ・ラボ製品のご紹介」
レオ・ラボ梶@大久保 貴史 氏
ゴムの混練、成形加工、製品物性評価が可能な弊社取扱製品を紹介する(オランダXplore Instruments社卓上混練機、ドイツGoettfert社キャピラリーレオメータ、フランスMetravib社動的粘弾性測定装置)。
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10:50 - 11:50 |
「カーボンブラックの練りについて」
東海カーボン梶@日恵野 敦 氏
カーボンブラックの補強材としての効果を十分に発揮するにはゴムコンパウンド中で分散を良くすることが必要と考えられる。カーボンブラックの分散性を中心にゴム特性に与える影響について発表する。
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【座長】鈴鹿エンジニアリング梶@矢田 龍夫 | |
13:00 - 14:00 |
「AIを活用した樹脂射出成形におけるデジタルトランスフォーメーション」
株式会社 ジェイテクト 大久保 勇佐 氏
樹脂射出成形工程を対象に、金型内情報と機械学習を用いた成形品の品質予測技術を構築した。さらに、開発した品質予測技術を応用し、成形条件自動調整システムを構築した。本講演では、これら開発技術の内容についてAI活用のメリット・デメリットを交えながら紹介する。
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14:10 - 15:10 |
「密閉式混練機とその内部流動のシミュレーション」
叶_戸製鋼所 東 孝祐 氏
タイヤ製造工程とその中における混練機の役割、最近のトレンドの紹介と混練機の内部流動把握に関する取組(実験,流動解析)の紹介を行うと共に、混練機内の可視化計測技術、流動解析を用いた界面更新および温度評価について紹介する。
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15:20 - 15:55 |
質疑応答
講師全員
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15:55 - 16:00 |
閉会のあいさつ ゴム練り研究分科会副主査 岡本 浩二
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16:00 - 16:30 |
講師を囲んでの懇談会
当日の講師の皆様
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※プログラムは一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。