「ゴム・エラストマーの劣化評価と防止対策」
自動車・インフラ・各種工業製品から、接着剤・医療・日用品まで広範な用途で使用されるゴム・エラストマー製品は、使用環境により劣化し、要求される機能を失うことがあります。製品の信頼性や耐久性を高めるには、実使用環境を理解し劣化要因を把握するとともに、劣化を防止するための適正なポリマーおよび配合薬品の選定が不可欠になります。本シンポジウムでは、各分野の第一人者による分かりやすい講義により、劣化の基礎から応用まで幅広い知識を習得する事ができます。
主 催: | 日本ゴム協会研究部会 環境劣化研究分科会 |
協 賛: (予定) |
高分子学会、自動車技術会、石油学会、繊維学会、日本化学会、日本機械学会、日本合成樹脂技術協会、日本材料学会、日本接着学会、日本トライボロジー学会、日本レオロジー学会、日本複合材料学会、プラスチック成形加工学会、マテリアルライフ学会(順不同) |
日時 | 2023年3月9日(木)9:50〜16:40 |
会場 | ZOOMウェビナーによるオンライン開催 |
受講料 | 日本ゴム協会会員・協賛団体会員24,200円
日本ゴム協会学生会員5,500円 シニア制度対象会員12,100円(60歳以上の正会員) 会員外33,000円 ※受講者が日本ゴム協会の正会員でない場合でも、ご所属が法人としてゴム協会員(賛助会員)の場合は1口2名まで会員扱いの受講料で受付けます。
※受講料に消費税・テキスト代を含みます。 |
申込要領 |
※受講票の発行はいたしませんが、折り返し受講受付の連絡をいたします。 |
テキスト | 電子媒体にて配付いたします(開催前に閲覧用PWをお知らせいたします)。テキスト配付に相当いたします閲覧用PW通知後のキャンセルはお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください |
送金方法 | 銀行振込(三井住友銀行 日比谷支店 普通No.7100847 一般社団法人日本ゴム協会)。 |
お問合せ | 一般社団法人日本ゴム協会 ゴム技術シンポジウム係 |
9:50 - 10:00 |
開会のあいさつ
環境劣化研究分科会主査 藤井 信彦
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【座長】元デンカ梶@藤井 信彦 | |
10:00 - 11:00 |
「スピントラップ法によるゴム材料の劣化反応のラジカル解析」
京都工芸繊維大学 坂井 亙 氏
高分子材料の劣化反応経路の詳細な様子を把握するために必要な中間体ラジカル種に関する情報は、いまだに不明な部分が多い。本講演では、ゴムやプラスチック材料の劣化反応に関して、電子スピン共鳴(ESR)を中心とする解析の基礎、および短寿命ラジカル種を観測するためのスピントラップ法による解析例を紹介する。
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11:10 - 12:10 |
「ソフトマテリアルの劣化の分析」
株式会社東ソー分析センター 高取 永一 氏
引張試験、溶融粘弾性、GPCなどによるポリオレフィン系を中心にしたソフトマテリアルの紫外線照射や熱履歴による劣化について解析した事例を紹介する。
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【座長】竃セ治ゴム化成 森 祐亮 | |
13:10 - 14:10 |
「高湿度環境下で生じるゴムのオゾン劣化メカニズムの解明と耐オゾン性新試験法の開発」
一般財団法人 化学物質評価研究機構 岩瀬 由佳 氏
2022年にゴムの高湿度オゾン劣化試験が国際標準化されISO 1431-1に追加された。高湿度環境下で生じるゴムのオゾン劣化現象及びメカニズムについて解説し、試験規格の変更点及びその評価事例についても紹介する。
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14:20 - 15:20 |
「ゴムの劣化防止のための配合技術」
元 大内新興化学工業梶@太智 重光 氏
ゴムのオゾン劣化防止を中心に、ゴムの劣化防止に関する配合処方を紹介する。
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【座長】(公財)鉄道総合技術研究所 伊藤 幹彌 | |
15:30 - 16:30 |
「マテリアルリサイクルの光と影」
長岡技術科学大学 大武 義人 氏
SDGsの機運が高まる昨今、マテリアルリサイクルされたポリマーの欠点を劣化の観点より実例を示しながら語る。
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16:30 - 16:40 |
閉会のあいさつ 環境劣化研究分科会副主査 伊藤 幹彌
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※プログラムは一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。