主催: | 一般社団法人 日本ゴム協会 東海支部 |
協賛: | 日本化学会、高分子学会 |
『テラヘルツ波と高分子材料』
光と電波の中間領域に存在するテラヘルツ波は、電波のような「透過性」とレーザー光のような「直進性」を兼ね備えた多様性に富んだ電磁波です。今回のアドバンストセミナーでは、最近注目されているテラヘルツ波について、入門的な話から高分子材料への応用について、第一線で活躍されている先生にご講演いただきます。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本セミナーはZoomを用いたオンライン開催といたします。
日 時 | 2023年 1月20日(金) 午後1時00分〜午後4時35分 |
会 場 | WEB講演会としてオンライン開催(Zoomを利用) |
受講料 | 会員・賛助会員6,000円 |
申込方法 | 受講ご希望の方は、下記の方法でお申し込みください。※12月26日(月)まで |
送金方法 | 銀行振込(三菱UFJ銀行 今池支店(普) No. 1135102(一社)日本ゴム協会 東海支部宛)で開催日までにご送金願います。請求書原本をご入用の節は、ご連絡ください。 |
申込先 | 一般社団法人日本ゴム協会東海支部 |
時 間 |
題 目 |
講 師 |
13:00 |
開会のあいさつ 日本ゴム協会 東海支部 支部長 |
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13:05 |
「テラヘルツ波技術の基礎とBeyond-5G無線への応用」 |
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近年、テラヘルツ波と呼ばれる「電波」と「光」の中間の周波数帯(0.1〜10THz)の電磁波の生成、制御、応用技術が大きく進展している。本講演では、テラヘルツ波技術の基礎と、講演者が推進しているテラヘルツ波を用いた次世代無線通信研究プロジェクトについて紹介する。 |
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三重大学大学院電気電子工学専攻
教授 村田 博司氏 |
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13:55 |
「テラヘルツ分光で見る高分子構造とダイナミクス」 |
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THz周波数帯では,高分子の構造や結合水のダイナミクスを反映したスペクトルが観測されるため,高分子構造解析の新しい手段として期待できる.本講演ではTHz光測定の基礎的な解説とともに,産業応用に向けた高分子測定の具体例を紹介する。 |
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理化学研究所テラヘルツイメージング研究チーム
保科 宏道氏 |
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14:55 |
「テラヘルツ波で見る黒色ゴムの内部構造変化」 |
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テラヘルツ波を用いると、黒色ゴム内部に存在するカーボンブラックの配向やおおざっぱな形状をプローブでき、ゴムの延伸に伴う内部構造変化を調べることが可能になる。その原理説明とともに、簡単な応用事例を紹介する。 |
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慶應義塾大学 理工学部 物理学科
教授 渡邉 紳一氏 |
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15:45 |
「遮蔽物越しのテラヘルツ分光イメージング技術」 |
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我々の独自技術であるテラヘルツ波パラメトリック発生/検出によって紙、プラスチック、ビニールなど遮蔽物越しでの試薬等の分光およびイメージングが可能であり、それら新技術の進展を紹介する。 |
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名古屋大学大学院電子工学専攻
教授 川瀬 晃道氏 |
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16:30 |
閉会のあいさつ 日本ゴム協会 東海支部 副支部長 |