第279回ゴム技術シンポジウム
ゴム練り研究分科会

ゴム練りの基礎から実践へY ―合目的な練りに対応した分散性評価ー

今年のゴム技術シンポジウムは、引き続き製品に要求される性能を作り込むための合目的な練り方法をテーマといたしました。練り機の違いによる最適な練り方法の検討や、ポリマーを含めた配合材に対する練りの最適化について講演いたします。また、今回は、ナノフィラーの練り方と分散方法及び樹脂材料の練り方法と評価についても取り上げておりまして、ゴムだけでなく樹脂材料の練りについての疑問のヒントにもなればとの思いで設定いたしました。ゴム練りの改善、向上に取り組まれている第一線の現場技術者はもとより、ゴム練り樹脂練りに関心のある全ての方のご参加をお待ちしております。

主 催: 一般社団法人日本ゴム協会研究部会 ゴム練り研究分科会
協 賛: 高分子学会、日本化学会、日本合成樹脂技術協会、日本材料学会、プラスチック成形加工学会(順不同)
日時

2022年10月5日(水)10:00〜16:40

2022年10月6日(木)9:30〜16:50

会場

10月5日(水):東部ビル5F(対面講座)とZOOMウェビナーによるハイブリッド開催

10月6日(木):ZOOMウェビナーによるオンライン開催(対面講座はなしとなります)

※会場の都合上、5日はハイブリッド開催、6日はオンライン開催のみとなりますため、予めご了承願います。

受講料

日本ゴム協会会員・協賛団体会員33,000円
日本ゴム協会学生会員3,300円
シニア制度対象会員16,500円(60歳以上の正会員)
会員外44,000円

※受講者が日本ゴム協会の正会員でない場合でも、ご所属が法人としてゴム協会員(賛助会員)の場合は1口2名様まで会員扱いの受講料で受付けます。

※受講料に消費税を含みます。

定員対面30名(定員に達し次第締め切ります)
申込要領

こちらからお申し込みください。

9月28日(水)以降に当日のご参加用URLを事務局よりお知らせいたします。

テキスト

電子媒体にて配付いたします(開催前に閲覧用PWをお知らせいたします)。テキスト配付に相当いたします閲覧用PW通知後のキャンセルはお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

送金方法

銀行振込(三井住友銀行 日比谷支店 普通7100847 一般社団法人日本ゴム協会)。
振込み手数料は受講者側でご負担ください。一度ご入金された受講料は返金いたしかねますのであらかじめご了承ください。

お問い合せ

一般社団法人日本ゴム協会 ゴム技術シンポジウム係
(〒107‐0051 東京都港区元赤坂1-5-26 東部ビル1階
TEL:03-3401-2957 / E-mail:kenkyuubukai@srij.or.jp)

時 間 演 題(一部仮演題) 講 師・座 長
10月5日(水)
10:00
-
10:10
開会のあいさつ
ゴム練り研究分科会主査 隠塚 裕之
  【座長】竃セ治ゴム化成 関口 晃司
10:10
-
11:40
「ナノフィラーの混練と分散、ナノフィラー充填コンポジットのユニークな特性」
富山県立大学 永田 員也 氏
ナノフィラーのポリマーの混練のメカニズムとポイントについて分かりやすく解説します。ナノフィラー充填コンポジットのフィラー分散構造と界面の果たす役割からナノコンポジットの特性発現メカニズムを考えたいと思います。
12:50
-
14:00
「ゴム混練機による練について」
叶_戸製鋼所 山根 泰明 氏
密閉式混練機の練について、そのメカニズムとその定量的な方法について一般的な方法から新しい取り組みについて解説します。
14:10
-
15:20
「ニーダーおよびゴム練りライン」
鈴鹿エンヂニヤリング梶@矢田 龍生 氏
ミキサーとニーダーの比較と、両者の構造の相違から生じるライン構成を対比して解説。混練プロセスの前後を構成する、計量配合プロセス、圧延・冷却プロセスの構成機器の紹介。
15:30
-
16:40
「合成ゴムの素練りがCB分散に及ぼす影響」
日本スピンドル製造梶@岡本 浩二 氏
ムーニー粘度とニトリル量が異なる数種のNBRについて、原料ゴムの素練りがカーボンブラックの分散に及ぼす影響を主に紹介する。NBRの他に、CRとIRについても、素練りとカーボンブラック分散の関係を紹介する。
10月6日(木)
9:30
-
10:40
「フッ素ゴムの練り性と米国ゴム事情動向」 
AGC梶@八木 啓介 氏
フッ素ゴムは耐熱・耐薬品性、絶縁性等に優れた高機能材料であり、シール材やホース材、電線被覆材として自動車、航空機等幅広い分野で使用されている。本講演ではフッ素ゴム種類、特性、練り性の違いを中心に議論、加えて米国におけるゴム事情の動向についても紹介予定。
10:50
-
12:00
「ゴム練りと成形加工技術」
西澤技術研究所 西澤 仁 氏
ゴムの混練りは最も重要な加工工程であり、特に成形加工(押出等)に対する影響は大きい。今回は両者の関連を考察したい。
13:00
-
14:10
「加硫系配合剤の分散性とその影響」 
三新化学工業梶@立畠 達夫 氏
加硫系配合剤(硫黄、加硫促進剤)の分散性について、事例なども交えて説明する。
14:20
-
15:50
「押出機を用いたプラスチックの溶融混練・分散プロセスの解析と評価」
福井大学 田上 秀一 氏
本講演では,溶融混練の基礎も交えつつ,論文等で発表された研究事例を引用しながら,押出機を用いたプラスチックの溶融混練操作の検討で重要となる混練・分散プロセスの解析と評価について概説する。
16:00
-
16:45
質疑応答
講師全員
16:45
-
16:50

閉会のあいさつ

ゴム練り研究分科会副主査 岡本 浩二

※プログラムは一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

こちらからお申し込みください。