「ゴム練りの基礎から実践へX ―フィラー分散と合目的な練りー」
今年のゴム技術シンポジウムは、前回に引き続き多様な配合系でゴム製品が生産される中で、製品に要求される性能を作り込むための合目的な練り方法をテーマといたしました。各社におきまして多様なゴム配合を構築されておりますが、その性能を発揮するためには、練りの最適化が必須事項となります。今回のテーマは、求める製品設計に対して、フィラーの補強機構とその練り方法、また、練り設備および練り方法はどれが最良であるか等の疑問に少しでもヒントになればとの思いで設定いたしました。ゴム練りの改善、向上に取り組まれている第一線の現場技術者はもとより、ゴム練りに関心のある全ての方のご参加をお待ちしております。
主 催: | 一般社団法人日本ゴム協会研究部会 ゴム練り研究分科会 |
協 賛: | 高分子学会、日本化学会、日本合成樹脂技術協会、日本材料学会、プラスチック成形加工学会(順不同) |
日時 | 2021年10月12日(火)10:00〜17:00 |
会場 | ZOOMウェビナーによるオンライン開催 |
受講料 | 日本ゴム協会会員・協賛団体会員24,200円
日本ゴム協会学生会員5,500円 シニア制度対象会員12,100円(60歳以上の正会員) 会員外33,000円 ※受講者が日本ゴム協会の正会員でない場合でも、ご所属が法人としてゴム協会員(賛助会員)の場合は1口2名まで会員扱いの受講料で受付けます。
※受講料に消費税を含みます。 |
定員 | 100名(定員に達し次第締め切ります) |
申込要領 |
受講票の発行はいたしませんが、折り返し受講受付の連絡をいたします。 |
テキスト | 電子媒体にて配付いたします(開催前に閲覧用PWをお知らせいたします)。テキスト配付に相当いたします閲覧用PW通知後のキャンセルはお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください。 |
送金方法 | 銀行振込(三井住友銀行 日比谷支店 普通No.7100847 一般社団法人日本ゴム協会)。 |
お問合せ | 一般社団法人日本ゴム協会 ゴム技術シンポジウム係 |
日 時 |
演 題(一部仮演題)
講 師・座 長
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09:00 |
開会のあいさつ
ゴム練り研究分科会主査 隠塚 裕之
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【座長】竃セ治ゴム化成 関口 晃司 | ||
09:05 |
「シリカ配合とカーボンブラック配合の違いがゴム材料の構造と物性に与える影響」
東京理科大学名誉教授 伊藤 眞義 氏
カーボンブラック配合とシリカ配合ゴムについて、分散性、フィラーゲル構造、力学物性、化学反応性などの違いを紹介する。
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10:10 |
「カーボン混練と密閉型混練機」
叶_戸製鋼所 宮坂 和夫 氏
温暖化対策、サステナブルな社会などの要請から、シリカ配合への転換が進んでいる。しかし、耐久性の点からはいまだにカーボン配合の優位性は高く、今後もカーボン練りの重要性は変わらない。これらを踏まえて、カーボン 練りについて現状の確認と、混練機の開発の状況を見ていく。
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11:15 |
「合成ゴムの練り〜練り専業メーカーから見たゴム練りと顧客ニーズ〜」
樺|原ゴム加工 中島 竜二 氏
練り専業メーカーの立場から、ゴム混練における顧客ニーズ、要求品質の傾向を紹介する。
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【座長】住友理工梶@岡久 正志 | ||
13:15 |
「海外のゴム練り事情」
渇チ藤事務所 加藤 進一 氏
海外の大手ゴム練り会社の特徴を説明し、日本のゴム練りと比較しながら、ゴム練り機械、コンパウンド試験、主なゴム材料を解説する。
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14:10 |
「シリカ配合の分散性とシランカップリング剤添加剤が練りに与える影響」
ラテリアル事務所 中北 一誠 氏
1990年代後半に登場したシリカ配合はゴムの粘弾性特性を大きく改善した。ところがゴムに対するシリカの分散は従来のカーボンブラックの分散と全く異なる方法、注意点があるので解説する。
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15:10 |
「性能発現と加工性」
元・横浜ゴム梶@石川 泰弘 氏
今後のタイヤ開発における性能発現への加工工程の問題点を考察する。とくに今後の環境問題の時代にどのような取り組みが必要かについて考える。
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16:05 |
質疑応答
講師全員
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16:55 |
閉会のあいさつ ゴム練り研究分科会副主査 岡本 浩二
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※プログラムは一部変更になる可能性がございます。