9月例会講演会のご案内
関西支部

共催:神戸ゴム科学研究会

9月例会講演会を9月14日(火)に、ZOOMを用いたWEB講演会として開催いたします。
本講演では、新型コロナウイルスの影響により注目を集めている「医療」に焦点をあて、医療用途高分子材料の開発から実用化例について2名の専門家からご講演頂きます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日 時

2021年9月14日(火) 13:25〜16:45

会 場

WEB講演会として開催(ZOOMのウェビナーを利用)

講 演
1. 「医療用途におけるスチレン系熱可塑性エラストマーの活用と開発」
(13:30〜14:30)
 
講師 株式会社クラレ エラストマー研究開発部研究員  橋 直人 氏
 
  【要旨】スチレン系熱可塑性エラストマーは、その柔軟性や加工性から、軟質コンパウンドとして広く利用されている。特にポリプロピレンとのブレンドで得られるコンパウンドは、柔軟性、透明性、強度に優れ、可塑剤フリーであることから輸液バッグやチューブに使われる軟質PVCの代替として有用である。本発表では、スチレン系エラストマーの輸液部材への適用例、および輸液チューブ向けの銘柄開発の検討内容について紹介する。
2. 「リン脂質高分子材料の開発と社会実装
  −QOLを高める医療から環境を守る技術 まで」
(14:40〜16:40)
 
講師 東京大学大学院 工学系研究科教授   石原 一彦 氏
 
  【要旨】リン脂質高分子を用いて生体内の組織構造を人工的に再現し、生体になじむ材料開発を進めてきた。高分子の設計および合成、特性解析をはじめ、生体環境下での機能発現までを統合的に評価し、医療機器開発を行ってきた。医療用途の社会実装においては、材料や製造工程の安全性はもとより、医療機器自体が安定に機能することまでを保証する必要があり、産学官の連携が不可欠である。本講演では、患者さんのQOL向上を目的とした医療機器開発から環境を守る技術について紹介する。
参加費

会員(共催団体含む)無料
非会員 3,000 円(税込)

参加費は銀行振込で納入して下さい(振込手数料は受講者側でご負担ください)。
(三井住友銀行 鶴橋支店(普)0987208(一社)日本ゴム協会関西支部)

申込方法

件名を「9月例会講演会申込」とし、(1)聴講者全員のご氏名とE-mailアドレス、(2)ご所属、(3)電話番号 (4)(非会員の場合のみ、請求書の送付先住所)をご明記の上、必ずE-mailで日本ゴム協会関西支部(srijwest@oak.ocn.ne.jp)までお申し込みください.E-mailにより、9月8日以降に講演資料と参加用URLのご案内をさせていただく予定にしております。

申込締切

2021年9月3日(金)

注意事項

WEB講演会のご聴講には、ZOOMをご利用いただく必要がございます(タブレット・スマートフォンでのご聴講も可能です)。講師へのご質問は、チャットを利用したテキスト送信で行う予定です。視聴環境につきましては、参加者各自で事前にご準備ください。なお、講演の録画・録音および聴講者としてお申込みをいただいた方以外への参加URL、講演資料の転送・配布等を禁じます。