自動車・インフラ・各種工業製品から、接着剤・医療・日用品まで広範な用途で使用されるゴム・エラストマー製品は、使用環境により劣化し、要求される機能を失うことがあります。製品の信頼性や耐久性を高めるには、実使用環境を理解し劣化要因を把握するとともに、劣化を防止するための適正なポリマーおよび配合薬品の選定が不可欠になります。本シンポジウムでは、各分野の第一人者による分かりやすい講義により、劣化の基礎から応用まで幅広い知識を習得する事ができます。
主 催: | 日本ゴム協会研究部会 環境劣化研究分科会 |
協 賛: (予定) |
高分子学会、自動車技術会、石油学会、繊維学会、日本化学会、日本機械学会、日本合成樹脂技術協会、日本材料学会、日本接着学会、日本トライボロジー学会、日本レオロジー学会、日本複合材料学会、プラスチック成形加工学会、マテリアルライフ学会(順不同) |
日時 | 2021年1月29日(金)9:30〜16:50 |
会場 | 東部ビル 5階会議室(東京都港区元赤坂1-5-26)
WEB会議システム(Zoom)によるWEBセミナー(ウェビナー)を同時に開催いたします。 ※人数を限定したうえで、会場を設けることが決定いたしました。一部講師はリモートによる講演になる可能性がございます。予めご了承ください。 |
受講料 | 日本ゴム協会会員・協賛団体会員24,200円
日本ゴム協会学生会員5,500円 シニア制度対象会員12,100円(60歳以上の正会員) 会員外33,000円 ※受講者が日本ゴム協会の正会員でない場合でも、ご所属が法人としてゴム協会員(賛助会員)の場合は1口2名まで会員扱いの受講料で受付けます。
※受講料は東京会場/Webセミナー共通、消費税・テキスト代を含みます。 |
定員 | 東京会場:20名(定員に達し次第締め切り、ウェビナーへのご参加をご案内させていただきますので、予めご了承ください) |
申込要領 |
お申込み時に東京会場/Webセミナーのどちらへご参加希望かをお選びください。 |
テキスト | 開催前に弊会ホームページに掲載し、閲覧用PWをお知らせいたします。テキスト配付に相当いたします閲覧用PW通知後のキャンセルはお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください。また、印刷版のテキストを東京会場ご来場の方は当日受付で手渡し、Webセミナー受講の方には1月22日(金)以降順次発送いたします。 |
送金方法 | 銀行振込(三井住友銀行 日比谷支店 普通No.7100847 一般社団法人日本ゴム協会)。 |
お問合せ | 一般社団法人日本ゴム協会 第270回ゴム技術シンポジウム係 |
09:30 |
開会のあいさつ
環境劣化研究分科会主査 デンカ(株) 藤井 信彦
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【座長】早稲田大学 伊藤 政幸 | ||
09:40 |
「ゴム劣化の基礎」
長岡技術科学大学 河原 成元 氏
種々のゴムの劣化機構および劣化に影響を及ぼす因子を解説してから、最新の研究成果を紹介する。
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10:40 |
「耐オゾン性を改良する配合設計(基礎から応用)」
元・大内新興化学工業(株) 太智 重光 氏
天然ゴムのオゾン劣化防止の配合処方に加えて、これまで取上げられることの少なかった特殊ゴム(CR、NBR、HNBR、Cl-IIR、ECO)のオゾン劣化防止配合処方とその作用機構について、酸化劣化防止の評価結果と共に紹介する。
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【座長】(一財)化学物質評価研究機構 渡邊 智子 | ||
12:35 |
「スチールコードとゴム界面の接着形成と劣化の解析」
横浜ゴム(株) 鹿久保 隆志 氏
タイヤやゴム製品において非常に重要である、ゴムと金属の接着層の形成について各種分析法による結果を紹介する。また、劣化前後での接着層の変化に関する知見も紹介する。
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13:35 |
「塗装・塗膜の耐候性(劣化)と試験方法」
(株)クボタ 赤堀 雅彦 氏
塗膜の耐候性を表面層の劣化と捉え、劣化要因やラボ試験の促進性と実曝との相関性、評価法の基本 について解説します
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【座長】(株)明治ゴム化成 森 祐亮 | ||
14:45 |
「自動車ゴム部品のトラブル解析」
(株)日産アーク 長谷川 利則 氏
自動車の不具合でゴム由来の事象は意外と多い。本講演では自動車ゴム部品のトラブル解析例を紹介する。
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15:45 |
「成形加工時の劣化とトラブル(そのU)」
長岡技術科学大学 大武 義人 氏
ゴムはプラスチックに比べ成形されるまでに複雑な工程を経る必要があり、手を抜くと成形後、トラブル発生の要因や短寿命化につながる。本講ではそれを理論と実例を基に講義する。
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16:40 |
閉会のあいさつ 環境劣化研究分科会副主査 伊藤 幹彌
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※プログラムは一部変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。