第268回ゴム技術シンポジウム
水素機器用エラストマー材料研究分科会

「次世代燃料電池自動車用高圧水素貯蔵システムに求められるゴム・エラストマー材料」

燃料電池自動車の市場投入から 5 年が経過し、今後のさらなる普及拡大に向け、次世代の燃料電池自動車、水素インフラの開発・整備が進められている。このような状況下、2030/40年を見据えた次世代燃料電池自動車に搭載される高圧水素貯蔵システムに求められるゴム・エラストマー材料の開発が急務となっている。本シンポジウムでは2030/40年を見据えた次世代燃料電池自動車に要求される高圧水素貯蔵システムの開発動向を踏まえ、特に高圧水素タンクや高圧水素ホースの構成材料として使用される高分子材料の開発動向、要求特性、高圧水素環境下での高分子材料の挙動の評価事例などを紹介する。

日  時

2020年9月11日(金)10:00〜17:00

会  場

大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホール(大阪市北区中之島4-3-53)
Web会議システム(Microsoft Teams)を利用したWebセミナー(ウェビナー)を同時に開催いたします。
※使用するWeb会議システムに変更がございました。

受講料
日本ゴム協会会員・協賛団体会員24,200円
日本ゴム協会学生会員5,500円
シニア制度対象会員12,100円(60歳以上の正会員)
会員外33,000円
※受講者が日本ゴム協会の正会員でない場合でも、ご所属が法人としてゴム協会員(賛助会員)の場合は1口2名まで会員扱いの受講料で受付けます。
※受講料は大阪会場/Webセミナー共通、消費税・テキスト代を含みます。
定  員

大阪会場:35名(定員に達し次第締め切ります。大阪会場が定員に達した後もWebセミナーはお申込みいただけます)

申込要領

こちらからお申し込みください。
お申込み時に大阪会場/Webセミナーのどちらへご参加希望かをお選びください。
<大阪会場の方>受講票を発行・送付いたします。当日会場へお持ちください。
<Webセミナーの方>9月1日(火)以降に参加用URLをお送りいたします。

テキスト

開催前に弊会ホームページに掲載し、閲覧用PWをお知らせいたします。テキスト配付に相当いたします閲覧用PW通知後のキャンセルはお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください。また、印刷版のテキストを大阪会場ご来場の方は当日受付で手渡し、Webセミナー受講の方には9月4日(金)以降順次発送いたします。

送金方法

銀行振込(三井住友銀行 日比谷支店 普通7100847 一般社団法人日本ゴム協会)。
振込み手数料は受講者側でご負担ください。一度ご入金された受講料は返金いたしかねますのであらかじめご了承ください。

お問い合せ

一般社団法人日本ゴム協会 第268回ゴム技術シンポジウム係
(〒107‐0051 東京都港区元赤坂1-5-26 東部ビル1階
TEL:03-3401-2957 FAX:03-3401-4143
E-mail:kenkyuubukai@srij.or.jp)

題 目

講 師

10:00
-
10:10

開会のあいさつ
水素機器用エラストマー研究分科会主査 西村 伸

10:10
-
11:00

「高圧水素機器用ゴム・樹脂材料の水素特性評価」
九州大学 西村 伸 氏
水素インフラ用高圧水素機器のシール材として用いられるゴム材料,高圧水素ホース,タンクライナー材等に用いられる樹脂材料について高圧水素環境下での特性評価の結果を報告する。

11:10
-
12:00

「2030/2040年に向けた高圧水素貯蔵技術の現状と課題」
トヨタ自動車(株) 高見 昌宜 氏
高圧水素タンクの設計・製造に関わる現状課題を整理する。特に、高分子材料を利用する、高圧シール材、ライナー材、炭素繊維複合材用マトリクス樹脂への要望を明確化し、既存材料活用の可能性や新規材料研究への期待を提案する。

13:00
-
13:50

「高圧水素耐性タンクライナー材の開発」
滋賀県立大学 徳満 勝久 氏
高圧水素タンクライナー材料として期待されているEVOH系材料を用いたブレンド材料の各種物性評価結果について報告する。

14:00
-
14:50

「量子ビームによる高分子材料の改質・機能化:架橋反応を中心に」
(国研)量子科学技術研究開発機構 前川 康成 氏
電子・γ線などの量子ビームによる架橋反応・グラフト重合を利用した高分子膜・繊維材料の改質・機能化について紹介する。

15:00
-
15:50

「PA11射出成形品の疲労寿命のクリープ・疲労特性」
山形大学 栗山 卓 氏
材料の持つ繰返し疲労寿命に対し,その他の時間依存現象(クリープ,酸化等)が重畳したとき,繰返し速度依存性(時間現象効果)が出現し,繰り返し速度が減少するほど繰返し寿命が低下する. 本講では,PA11を例にして,疲労寿命の繰り返し数と時間支配の相互作用について議論する.

16:00
-
16:50

「高圧水素環境中での赤外吸収測定」
大阪大学 金子 文俊 氏
高圧水素ガスの高分子材料に与える影響を調べるために、高圧ガス環境下におけるその場測定を可能にするFTIR分光システムを開発した。その手法と研究例を紹介する。

16:50
-
17:00

閉会のあいさつ

※今後の新型コロナウイルス感染拡大の状況により、Webセミナーのみの開催となる場合がございます。

こちらからお申し込みください。