第5回秋季ゴム・エラストマー技術講座のご案内
九州支部

テーマ「ゴムの充填剤・補強剤」

九州支部では「ゴムの充填剤・補強剤」をテーマとして第5回秋季ゴム・エラストマー技術講座を開催します.ご専門の先生方による最新動向に加え,企業における事例についてもご紹介いただきます.奮ってご参加ください.

日 時

2017年11月22日(水) 10時〜

会 場

(株)久留米リサーチ・パーク 研修室E

定 員

80名

参加費(資料代として)

会員(協賛団体)5,000円、学生会員1,000円、会員外7,000円

[プログラム]
10:10-11:10
「エラストマーにおけるナノフィラーの活用」
富山県立大学工学部機械システム工学科
客員教授 永田 員也 氏
エラストマーに充てんされるフィラーはカーボンブラック,シリカなどのナノフィラーが活用されている.ナノフィラーを活用しエラストマーの力学特性を制御するには界面が重要な役割を果たす.本講演ではナノフィラーの分散技術と界面の役割を中心に講演する.
11:10-12:10
「カーボンブラック技術について」
キャボットジャパン(株)
千葉テクニカルセンター 青野 敬至 氏
化学工業製品としての歴史が1世紀以上経った現在も重宝され続けているカーボンブラック.その一般的な生産方法から分析手法,またその基本特性やグレード毎の用途について紹介する.
13:10〜14:10
「炭酸カルシウムをはじめとするゴム用充てん剤」
(株)白石中央研究所 杉田 智明 氏
ゴム用充てん剤は,炭酸カルシウムなど種々のものがあるが,これらは単なる増量剤としてだけでなく,様々な物性に寄与する機能性材料としても使用されている.今回は,炭酸カルシウムをはじめとする充てん剤の基礎と,ゴムへの応用例を紹介する.
14:10〜14:50
「シリカ基本物性とゴム配合物性」
東ソー・シリカ(株)
研究開発本部開発部 今別府 勇太 氏
合成シリカは大きな比表面積と極性官能基を持つことから,様々な分野において充填剤として使用されている.本講演では,合成ゴムに配合されるシリカの製造方法と特徴,各種シリカを配合した際のゴム物性を紹介する.
15:00-16:00
「セルロースナノファイバーの特徴とゴム用補強剤への応用」
兵庫県立工業技術センター 長谷 朝博 氏
次世代のバイオマス素材として注目されているセルロースナノファイバー(CNF)は,ゴム用補強剤としての応用が期待されている.本講演では,CNFの特徴について概説した後,CNF強化ゴム材料の作製方法や特性,スポンジゴムへの応用事例について紹介する.
16:00-17:00
「スーパーグロースカーボン ナノチューブ/
ゴム複合材料による高機能化」
日本ゼオン(株)総合開発センター
CNT研究所材料開発チーム 武山 慶久 氏
スーパーグロース法により合成される単層カーボンナノチューブ(SGCNT)は,高アスペクト比,高純度,高比表面積という特徴を有する.本講演では,SGCNTとゴムの複合を中心に,複合化による高機能化事例や混練手法による物性の違い,また,安全性に関する評価を紹介する.
申込締切

2017年11月10日(金)

申込方法

参加希望者は,FAXまたはE-mailにてお申し込みください.
(氏名,所属,住所,TEL,会員・非会員又は協賛団体名を明記)

申込先
(一社)日本ゴム協会九州支部
第5回秋季ゴム・エラストマー技術講座 実行委員会
担当 久留米工業高等専門学校 渡邊 勝宏
FAX: 0942-35-9400 又は E-mail: nabe@kurume-nct.ac.jp