シンポジウム・各支部行事Events

第307回ゴム技術シンポジウム

「サスティナビリティに注目した練りと評価技術」

各種原料ゴム、配合剤から製品性能に応じたゴム練りを考える サスティナビリティに注目した練りと評価技術

今年のゴム技術シンポジウムは、注目されているSDGs やカーボンニュートラルを製品性能に作り込むための練り方法をテーマといたしております 。昨年、一昨年と好評でした原料ポリマー及びその他の配合剤から見た練りの最適化に続きまして、サスティナビリティに貢献する素材や練り方法につきまして講演いたします。 また、各日ごとに質疑応答時間を設け、さらに、講演後に講師の先生を囲みまして、名刺交換・懇談会を設定いたしまして、お仕事上の悩みや疑問点を解決いただける場にしたいと思っております。ゴム練りの改善、向上に取り組まれている第一線の現場技術者はもとより、ゴム練りに関心のある全ての方のご参加をお待ちしております。
分類 講演会
企画者 ゴム練り
日 時 2025年10月28日(火)~2025年10月29日(水) 09:45~16:50
場 所 対面(東部ビル 5 階会議室)とオンライン(ZOOM ウェビナー) ※状況によりオンラインのみとなる可能性がございます。
日時詳細 10 月28 日(火) 10:45~16:50
10 月29 日(水) 9:50~16:50
主催 一般社団法人日本ゴム協会研究部会 ゴム練り研究分科会
協賛 高分子学会、日本化学会、日本合成樹脂技術協会、日本材料学会、プラスチック成形加工学会
(順不同)
受講料 日本ゴム協会会員・協賛団体会員33,000 円、日本ゴム協会学生会員 無料
シニア制度対象会員 16,500円(60歳以上の正会員)、会員外44,000円
※受講者が日本ゴム協会の正会員でない場合でも、ご所属の会社が法人として会員( 賛助会員 )の場合は 1口2名様まで会員扱い の受講料で受付けます。
※受講料に消費税・テキスト代を含みます。
定員 対面30 名(先着)、オンライン100 名(定員に達し次第締め切ります)
申込要領 ご希望の方は、 下記申込ボタンからお申込みください。
※受講票の発行はいたしません。
※請求書・領収書は、マイページよりダウンロードいただけます。
※2025年10月21日(火)以降にに参加用のURL をお知らせいたします。
テキスト 電子媒体にて配布いたします(開催前に閲覧用PWをお知らせいたします)。テキスト配布に相当いたします閲覧用PW通知後のキャンセルはお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
送金方法 銀行振込(三井住友銀行 日比谷支店 普通№7100847 一般社団法人日本ゴム協会)。
振込み手数料は受講者側でご負担ください。一度ご入金された受講料は返金いたしかねますのであらかじめご了承ください。
お問合せ 一般社団法人 日本ゴム協会ゴム技術シンポジウム係
(〒107‐0051 東京都港区元赤坂1-5-26 東部ビル1階
TEL 03(3401)2957 |FAX 03-3401-4143
E-mail: kenkyuubukai@srij.or.jp

【10 月28 日(火)】

10:45 - 10:50 開会の挨拶
ゴム練り研究分科会主査 隠塚 裕之
10:50 - 11:50
「天然ゴム」
長岡技術科学大学 河原 成元 氏
天然ゴムおよび加硫天然ゴムの構造に関するこれまでの研究を概観し、 カーボンニュートラルな原料として天然ゴムをどのように使えばよいのかを講演する。
12:50 - 13:40
「しゃく解剤を用いたゴムの素練り」
川口化学工業㈱ 大貫 毅 氏
加工助剤の一つである「しゃく解剤」を用いたゴムの素練りについて検証し、“素練りができるゴムとはできないゴムとは?”を、天然ゴムおよびそれ以外のゴムの実験例を交えて解説していきたいと思います 。
13:50 - 14:30 「ゴムの混練における素練り・A練りの条件の違いが各種特性に及ぼす影響」
久留米工業高等専門学校 渡邊 勝宏 氏
久留米高専所有の密閉型二軸ゴム混練機による各種ゴムコンパウンドの調製において, 特に素練り・A練りの条件に焦点を絞り,混練条件の違いが加硫特性や力学特性に及ぼす 影響について紹介いたします。
14:40 - 15:20 「ロール練りのバンドゴム表層とロール側層におけるカーボンブラック分散の進行の違い」(分科会テーマ)
岡本技術事務所 岡本 浩二 氏
ロールA練り時のバンドゴムのロール側層において,カーボンブラック分散の進行の遅さが経験的に知られている.この現象について,ゴム練り研究分科会が分科会研究テーマとして行ったその定量評価の結果を紹介する。
15:30 - 16:30 質疑応答
16:30 - 16:50 名刺交換

【10 月29 日(水)】

9:50 - 10:50
「シリカ充填系NR のゴム練りとゴム物性」
横浜ゴム㈱ 三原 諭 氏
天然ゴムおよびシリカは、ゴムのサステナビリティの観点で重要な材料である。本発表では、天然ゴムにおけるシリカの分散や反応について、ゴム練り条件や材料の観点から考察する。
11:00 - 12:00 「ユニークなゴム製品にするための、セルロースナノファイバーの混練りのはなし Trial & Error」
レンゴー株式会社 土屋 大樹 氏
CNFは「クセの強い」材料であるため、ユニークな特徴を得るためには、混練方法にも一工夫が必要であるように感じています。講演では試行錯誤したこれまでの苦労話がヒントになればと思っています。
13:00 - 14:00 「超臨界CO2を用いたゴム混練技術」
㈱神戸製鋼所 東 孝祐 氏
ゴム材料の高品質化,ゴム混練プロセスの省エネ化に向け,高拡散性,高可塑性を特徴とする超臨界CO2を用いた混練機の開発を進めている.本講演ではタイヤ用ゴム(カーボン配合,シリカ配合ゴム)を対象とした混練試験結果と流動解析結果,最近の開発状況について紹介する.
14:10 - 15:10 「パルス法NMR による材料診断とゴム練りへの応用」
岡山県工業技術センター 岩蕗 仁 氏
パルス法NMR測定によってゴムの架橋密度や不均一性を診断する技術について解説し、ゴム練りに応用した事例について紹介する。
15:20 - 16:20 質疑応答
16:20 - 16:25 閉会の挨拶
ゴム練り研究分科会副主査 岡本 浩二
16:25 - 16:50 名刺交換
※プログラムは一部変更になる場合がございます。