シンポジウム・各支部行事Events

第306回ゴム技術シンポジウム

環境に配慮した高分子製品開発のための劣化評価と対策の最前線
環境に配慮した高分子製品の開発には、材料面における環境負荷の低減や、製品面における長寿命化などの対策が不可欠です。しかしながら、近年では使用環境の過酷化、機器や設備の老朽化、さらには環境保護や法規制に伴う使用材料の制限が新たなリスクを引き起こしており、劣化の評価や対策技術の重要性が一段と高まっています。本シンポジウムでは、各分野で活躍する第一人者をお招きし、ゴムやエラストマーといった高分子材料の劣化に関する知見、劣化に伴うトラブル、さらには対策となりうる材料や評価技術について、基礎から実用的な話題まで幅広くご提供いたします。 今回のシンポジウムでは、講師の先生方とより深く交流いただける機会を設けます。名刺交換の時間に加えて、昼食時には懇談スペースをご用意します。ご持参いただいた昼食を囲んで直接お話しいただくのはもちろん、食後のご歓談も大歓迎です。日頃抱えておられるお仕事の悩みや疑問を解消し、新たな人脈を築く絶好の機会です。この貴重な時間をぜひ積極的にご活用ください。
分類 講演会
企画者 環境劣化
日 時 2025年10月10日(金) 10:00~17:00
場 所 対面開催 大阪産業創造館 6F 会議室A・B  〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5
主催 日本ゴム協会研究部会 環境劣化研究分科会
協賛 高分子学会、自動車技術会、石油学会、繊維学会、日本化学会、日本機械学会、日本合成樹、脂技術協会、日本材料学会、日本接着学会、日本トライボロジー学会、日本レオロジー学会、日本複合材料学会、プラスチック成形加工学会、マテリアルライフ学会
(順不同)
受講料 日本ゴム協会会員・協賛団体会員24,200 円、日本ゴム協会学生会員 無料
シニア制度対象会員 12,100円(60歳以上の正会員)、会員外33,000円
※受講者が日本ゴム協会の正会員でない場合でも、ご所属の会社が法人として会員( 賛助会員 )の場合は 1口2名様まで会員扱い の受講料で受付けます。
※受講料に消費税・テキスト代を含みます。
定員 対面80名(先着(定員に達し次第締め切ります)。
申込要領 ご希望の方は、 下記申込ボタンからお申込みください。
※受講票の発行はいたしません。
※請求書・領収書は、マイページよりダウンロードいただけます。
※2025年10月3日(金)以降に当日のご案内を事務局よりお知らせいたします。
テキスト 電子媒体にて配布いたします(開催前に閲覧用PWをお知らせいたします)。テキスト配布に相当いたします閲覧用PW通知後のキャンセルはお受けいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
送金方法 銀行振込(三井住友銀行 日比谷支店 普通№7100847 一般社団法人日本ゴム協会)。
振込み手数料は受講者側でご負担ください。一度ご入金された受講料は返金いたしかねますの であらかじめご了承ください。
お問合せ 一般社団法人 日本ゴム協会 ゴム技術シンポジウム係
(〒107‐0051 東京都港区元赤坂1-5-26 東部ビル1階
TEL 03(3401)2957 |FAX 03-3401-4143
E-mail: kenkyuubukai@srij.or.jp
 
10:00 - 10:10 開会の挨拶
環境劣化研究分科会主査 市野 智之
10:10 - 11:10
【座長】㈱クボタ 市野 智之
「ブチルゴムの放射線劣化とプラスチックの環境応力破壊」
滋賀県立大学 徳満 勝久 氏
ブチルゴムおよびハロゲン化ブチルゴムのガンマ線照射に対する劣化挙動とポリエチレン の環境応力破壊について講演する
11:15 - 12:15 「高分子材料の添加剤起因の品質トラブル事例とその課題」
ダイキン工業㈱ 西野 裕暁 氏
添加剤は高分子材料の特性向上、機能性付与のためには不可欠であるが添加剤が原因で品質トラブルになる事例が数多く発生している。本講演では市場で発生した添加剤起因の品質トラブルの原因究明・再発防止など機器メーカの対応事例を紹介するとともに材料メーカと機器メーカ(ユーザー)の情報共有の重要性について説明する。
12:15 - 13:30 名刺交換(~12:30 目安)および昼食
13:30 - 14:30
【座長】(公財)鉄道総合技術研究所 間々田 祥吾
「樹脂材料の高速・高並列劣化評価」
北陸先端科学技術大学院大学 和田 透 氏
本公演では、本質的に長期間を要する樹脂素材の耐熱・耐候性評価を並列化することにより、安定化剤の大規模配合探索を実現した事例を紹介する。
14:35 - 15:35 「大阪ソーダのエピクロルヒドリンゴムとアクリルゴムのご紹介」
㈱大阪ソーダ 宮地 皓佑 氏
エピクロルヒドリンゴム(エピクロマーTM)とアクリルゴム(ラクレスターTM)を例にそれぞれの耐油性、耐熱性及び対候性について紹介する。
15:35 - 15:50 名刺交換および休憩
15:50 - 16:50
【座長】(一財)化学物質評価研究機構 田﨑 政文
「オゾンガス、オゾン水劣化と付随する事故事例」
長岡技術科学大学 大武 義人 氏
オゾンガスによる加硫ゴムのダメージはあたりまえ。しかしオゾン水によるダメージはオゾンガスの数倍に達する。本公演は事例を踏まえこれらの劣化現象と劣化メカニズムを解説。
16:50 - 17:00 閉会のあいさつ
環境劣化研究分科会副主査 田﨑 政文
※プログラムは一部変更になる場合がございます。