会員(協賛団体)5,000円、学生会員1,000円、 会員外7,000円
【プログラム】
10:40〜12:10 |
「ゴム加硫反応の新しい中間体―加硫素反応機構の解明へ」 |
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京都工芸繊維大学 教授 池田 裕子 氏 |
酸化亜鉛とステアリン酸が添加されたゴムの加硫に関して、その硫黄架橋の素反応機構の解明の鍵となる酸化亜鉛とステアリン酸から形成される新規反応中間体『複核ブリッジ型二配座亜鉛/ステアレート錯体』について紹介する。 |
13:10〜14:10 |
「ゴムの加硫反応の電気的測定による追跡」 |
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久留米工業高等専門学校 名誉教授 森 哲夫 氏 |
加硫用金型に設置した電極間にNBR,BR,SBR,NRコンパウンドを挟み、交流または直流電圧を印加しながら加硫し、電極間に流れる電流を測定した。加硫中の電流値はゴムの種類、カーボンブラック含量により、また交流電圧と直流電圧印加時でも大きく異なるが、得られた電流―加硫時間曲線は、広く加硫曲線として利用されているトルクー加硫時間曲線や有効網目鎖濃度―加硫時間曲線と非常に良い相関性を示す。 |
14:20〜15:20 |
「テラヘルツ分光法の加硫反応可視化・評価への適用」 |
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久留米工業高等専門学校 教授 平川 靖之 氏 |
近年、非破壊分析法として注目されているテラヘルツ時間領域分光法の、加硫反応イメージングや評価への応用について、その可能性をこれまでの実験データを使って説明する。テラヘルツ光の基本や時間領域分光法の原理、そして、配合剤分散評価への応用についても併せて詳しく解説する。 |
15:30〜16:30 |
「アクリルゴムの特徴と架橋系の動向について」 |
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ユニマテック株式会社 主事捕 秋元 一氏 |
主に自動車の各種オイルのシール部品やホース部品として使用されている合成ゴム材料の一つであるアクリルゴムについて、その位置づけ、主な特徴、架橋系の紹介、および近年の動向、応用例などについて紹介する。 |
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