第2回秋季ゴム・エラストマー技術講座ご案内
九州支部

テーマ 「ポリウレタン最新技術動向〜合成から構造、物性まで〜」
今回の技術講座では、材料としてポリウレタンを中心として、合成から構造、そして物性にまで渡る講座を行います。また、物性で重要な粘弾性に関しても、基本的なところからご講演をいただく予定です。ポリウレタンのすべてを理解していただける好機かと思います。皆様のご参加をお待ちしております。

日 時

2014年11月21日(金) 10:00〜16:30

会 場

(株)久留米リサーチ・パーク 研修室A

定 員

80名

主 催

(一社)日本ゴム協会九州支部

協 賛

ポリウレタン研究会、九州ゴム工業会

参加費(資料代として)

会員(協賛団体)5,000円、学生会員1,000円、
会員外7,000円

【プログラム】

10:00〜10:05 開会挨拶 実行委員長
10:05〜11:05 「粘弾性の基礎と実際の評価」
  (一財)化学物質評価研究機構
隠塚 裕之 氏
高分子材料の劣化評価や性能比較の方法として動的粘弾性は広く用いられている。試験装置も各社から種々の機能をもった装置が上市されており、JIS、ISO、ASTM等の試験規格にも多くの方法が規定されている。本講座では、製品の劣化状態を粘弾性特性を用いて評価した事例や、試験片を用いて熱劣化と疲労劣化の影響等を評価した事例を説明する。
11:05〜12:05 「ポリウレタンの基礎:合成から物性まで」
  ながさきポリウレタン技術研究所
ポリウレタン研究会代表
長崎大学名誉教授 古川 睦久 氏
ポリウレタンの用途とその物性発現のために必要な構造、それらの合成法について述べる。
13:10〜14:10 「ポリウレタン用触媒の基礎と技術動向」
  東ソー株式会社  木曾 浩之 氏
ポリウレタン触媒は、ウレタンフォーム製造において、硬化(発泡)速度だけでなく、フォームの流動性、発泡時のセルの安定性、フォーム物性等に大きな影響を与える。このため、触媒の選択及びその使用量は極めて重要である。特に、自動車、家具、建材の分野では、有機揮発性物質(VOC)の削減や代替フロンの利用等の技術的課題があり、触媒に求められるニーズは多様化している。本講演では、最近の技術動向を紹介しながら、ポリウレタン触媒の特性と選定のポイントについて解説する。
14:10〜15:10 「複合化によるポリウレタンのハードドメインへの影響と物性」
  愛知工業大学 教授 山田 英介 氏
ポリウレタン複合物について簡単に述べ、次にナノ炭素化合物などの添加や芳香族イミド結合導入で複合化したポリウレタンエラストマーのミクロ相分離構造変化と諸物性との関係について紹介する。
15:25〜16:25 「放射光X線散乱・回折を利用したポリウレタンの凝集構造解析」
  九州大学先導物質化学研究所
准教授 小椎尾 謙 氏
放射光X線小角散乱および広角回折法を用いて、力学変形印加時および印加後のポリウレタンエラストマーの構造変化を追跡する研究例を紹介する。
16:25〜16:30 閉会挨拶
申込締切

2014年11月7日(金) 定員に達した場合は、期限内に締め切る場合がございますので、お早めにお申し込みください。

申込方法

参加希望者は、FAX又はE-mailにてお申込み(氏名、所属、住所、TEL、会員・非会員又は協賛団体名を明記)ください。

申込先

(一社)日本ゴム協会九州支部 第2回秋季ゴム・エラストマー技術講座 実行委員会
担当 (株)久留米リサーチ・パーク 研究開発部 福本、藤
FAX: 0942-37-6367
又はE-mail: ta-fukumoto@krp.ktarn.or.jp